先端バイオ研究基盤高度化事業

経済産業省補助事業・沖縄県委託事業 H20~22年度 

日本の先端バイオ研究拠点・高付加価値産業の創出へ向けて

沖縄県には亜熱帯地域に特有な微生物等の地域資源が多様に存在しています。沖縄県ではバイオ分野を重要産業分野と位置づけ、これら地域資源を利活用した産業振興・既存産業の高度化・新産業創出を目指してバイオテクノロジー研究開発環境の整備やバイオベンチャーの創出・誘致等の施策を展開してきました。 

 

SOLiD3システム
SOLiD3システム

先端バイオ研究基盤高度化事業とは

2008年3月、沖縄県は沖縄県は国内の諸研究機関にさきがけて3台の次世代DNAシーケンサー(SOLiD システム)を導入、次世代DNAシーケンサーを核とする先端ゲノム研究の研究基盤を構築するプロジェクトに着手しました。この“沖縄先端ゲノムプロジェクト”の幕開きとなるのが本事業「先端バイオ研究基盤高度化事業」です。

本事業のねらい

沖縄県が導入した次世代DNAシーケンサーを用いた先進的バイオ研究を加速させ、地域生物資源の高付加価値利活用を図り、沖縄地域特性を活かした発酵産業や健康食品産業・農林水産業等の地場産業を支援するとともに、創薬等の高付加価値新産業創出につなげていくため、地域のバイオテクノロジー研究開発基盤の高度化を目指します。

 

事業の内容

研究開発基盤構築に向けた取り組み

本事業では、次世代DNAシーケンサーを中心とした共同研究体を組み、当該シーケンサーが生産する膨大な生物学的データを効率よく高精度に解析する技術の開発や、ヒトゲノムや微生物等の生物資源のゲノム解析等、日本のバイオ研究拠点を目指して共同研究開発を進めています。

 

沖縄地域に「知・技・人」を集中させる

これらの共同研究開発の実施を通して、戦略的なバイオ研究を支えていく地域研究人材の育成、研究・知的財産等のコーディネート機能の強化を図ります。

 

研究開発の内容

本事業では大きく次の4つの研究開発項目を設け(①~④)、共同研究を実施しています。

研究開発項目  
① 

「次世代DNAシーケンサによりゲノム配列等を効果的・ 高精度に解析する基盤技術の開発」

 

1.次世代シーケンサに最適化したライブラリ構築技術の開発                   

2.微量DNA増幅技術の開発

3.次世代シーケンシングデータのマネージング手法の開発
4.次世代シーケンサーの補完データ獲得の効率化
② 

「創薬研究に結びつくヒトゲノム情報の効率的

獲得とその機能分析」

 

 

1.沖縄型ゲノム関連疾患の解明と診断・治療薬研究開発
2.ミッドカインファミリーに着目したがん治療標的の研究開発
3.日本人標準型ゲノムシーケンスの構築

「発酵産業等の産業振興に結びつく有用生物資源のゲノム情報の効率的獲得とその機能解析」

1.沖縄産業有用微生物の遺伝子資源解析
2A..沖縄創薬資源微生物の遺伝子解析(黒麹菌関連)
2B.沖縄創薬資源微生物の遺伝子解析(紅麹菌関連)
2C.沖縄創薬資源微生物の遺伝子解析(紅麹菌発現関連)
3.沖縄環境微生物の遺伝子解析と利用
④ 

「項目横断的な研究開発の推進と総合調整」

 
<研究開発項目の実施体制図>
<研究開発項目の実施体制図>

事業推進体制

 

 

プロジェクトリーダー(PL) 平野 隆

(財)沖縄科学技術振興センター 理事、

(独)産業技術総合研究所 産学官連携

コーディネーター

サブリーダー 町田雅之 (独)産業技術総合研究所
サブリーダー 塚原正俊 (株)トロピカルテクノセンター マネージャー

主な活動報告

OKINAWAライフサイエンスシンポジウムⅢ開催

~沖縄におけるゲノム研究の最前線~

2011年1月20日 @パシフィックホテル沖縄  

3年事業である先端バイオ研究基盤高度化事業が平成22年度に最終年度を迎えることから、締めくくりとして、研究成果、情報交換の場として本シンポジウムを開催しました。

 

 

OKINAWAライフサイエンスシンポジウムⅡ 開催

~次世代シーケンサーSOLiD3によるゲノム解析の最前線~

2009年11月4日 @都道府県会館(東京都千代田区)

 

OKINAWAライフサイエンスシンポジウム 開催

~生命科学の最前線と沖縄の可能性~ 

平成21年2月27日 パシフィックホテル沖縄 

参画機関・企業

■参画機関・企業

独立行政法人 産業技術総合研究所

株式会社 トロピカルテクノセンター

国立大学法人 琉球大学 熱帯生物圏研究センター

国立大学法人 琉球大学  医学部

国立 沖縄工業高等専門学校

千葉大学 真菌医学研究センター

株式会社 アクシオヘリックス

東京農工大学大学院工学府

東京工業大学 バイオ研究基盤支援総合センター

沖縄県工業技術センター

沖縄県農業研究センター

沖縄県畜産研究センター

 

■協力機関

経済産業省、沖縄県、ライフテクノロジーズジャパン株式会社 

 

 

海洋危険生物による被害発生は、7月と8月に年間の6~7割が集中しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。

『海の危険生物治療マニュアル』.pdf
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